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賢い住宅ローン/借方・返済①

こんにちは、広島県廿日市市の工務店のA&Cテクノハウスです。

今回は住宅ローンについて話をしたいと思います。

頭金を入れる?VSフルローン?

廿日市市注文住宅住宅ローン

まずは、よくある質問ですが、住宅ローンを組む時に頭金を入れた方がいいのか?

それとも全額ローンで借りた方がいいのか?

という問題です。

 

答え・・・その時代の金利によって違います!

 

まずは、30年ぐらい前の時代ですが、その時の金利は4〜8%もありました。

今は変動だと0,5%、固定でも1,5%ぐらいです。

3000万円をフルローンで借りた場合、30年前と今との金利で比較して見ます。

30年前 金利6% 35年フルローン 毎月の支払い171,058円 総返済額71,844,078円

現在 金利1,5% 35年フルローン  毎月の支払い91,855円 総返済額38,579,007円

如何でしょうか?30年前の金利と今の金利だと毎月の支払い額と総返済額が倍ぐらい違います。

そこで、昔の人は、頭金を2割か3割を入れることによって、毎月の支払い額を減らしていたのです。

因みに、2割の600万円を頭金で入れた場合の比較もします。

30年前 600万円頭金 2400万円35年フルローン 毎月136,845円 総返済額57,474,954円

現在 600万円頭金 2400万円35年フルローン 毎月73,484円 総返済額30,863,159円

600万円を入れることで30年前の金利ですと、総返済額が1437万円も減るのに対して、

現在だと600万円を入れても771万円減るだけです。これが、昔と今の違いです。

また、変動金利だとさらに安くなります。

今は、車のローンやリフォームローン、学資ローンなど、いろいろなローンがありますが、

ほとんどが金利2〜3%あります。

つまり、これらのローンは現金で支払い(つまり頭金は住宅で使わずにここで使う)、

住宅ローンはフルローンで組むのが賢い方法になります。

 

固定金利?VS変動金利?

廿日市市注文住宅住宅ローン

住宅ローンを組む時に固定金利にするのか?変動金利にするのか?も質問が多いです。

こちらも、世の中の経済状況を見て判断するのですが、その人の経済状況にもよります。

 

固定金利のメリット・デメリット

固定金利の場合は、固定なので、ローンの返済期間中は毎月の返済額が変動することがありません。

ですので、安定して将来設計を組むことができます。また、将来金利が上昇するリスクを先に取っているので、金利がいくら上がったとしても、当初に約束した固定金利以上に支払う心配もございません。

ただ、デメリットとしては、変動金利よりも高い金額を最初から払い続けることになるため、毎月の支払いにある程度余裕のある人がいいでしょう。

 

変動金利のメリット・デメリット

変動金利のメリットは、やはり毎月の支払いが固定金利よりも安いことです。その代わりデメリットとしては、将来金利が上がった場合には、毎月の支払い額が上がってしまうので、そのための準備をしておく必要があります。

 

変動金利のメリットを活かして将来への準備をする方法

廿日市市注文住宅住宅ローン

例えば、3000万円を変動金利0,5%で35年フルローンで借りた場合と

同じ金額を固定金利1,5%で35年フルローンを借りた場合を比較します。

3000万円 変動0,5% 35年 月々支払い77,875円 総返済額32,707,560円

3000万円 固定1,5% 35年 月々支払い91,855円 総返済額38,579,007円

毎月の支払いに約14000円の違いがありますね。

固定金利にしてしまえば、確かに将来への安心は買えますが、

もし金利が上がらなかった場合を考えると毎月約14000円を損することになります。

逆に変動金利にすると毎月14000円は得しますが、将来への不安があります。

そこで、オススメなのが、この浮いた差額の14000円を資産運用することです。

例えば、14000円を年利2%で35年間運用したとすると、

投資した金額が588万円に対して、35年後に戻ってくる金額が848万円になります。

このお金を将来の金利が上がった時のために温存しておくのです。

万が一、金利が上がらなかった場合には、このお金はそのまま老後資金になるので、

お得ですよね。もし、固定金利で14000円多めに支払ってしまったら、

そのお金は1円も戻ってくることはありません。

最悪、運用の仕方がわからないとしても、毎月14000円を自分で35年積み立てておけば、

結果588万円が溜まっていることになります。

このように、住宅ローンの組み方によって、かなりのお金の無駄を省くことができます。

次回も、賢い住宅ローンについてお話をしたいと思います。

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