こんにちは、広島県廿日市市の工務店のA&Cテクノハウスです。
前回は、広島市民が近隣エリアに引っ越しする理由は?を説明したと思いますが、
今回はその続きで、住宅価格と土地価格の話したいと思います。
前回の土地の話のおさらいになりますが、
同じ広島県内でも土地の価格は住む場所によって大幅に変わってきます。
通常、3LDKから4LDKの家に住む場合、30坪の土地は必要になります。
駐車場は1台分になることが多いです。
30坪のイメージは写真のような感じになります。
隣の家が近く、庭がないのが30坪の家になります。
家族で生活する上で最低限の土地の広さが30坪前後と言えなくもありません。
家の値段は土地値と上物(建物自体)の合計
当たり前の話になりますが、
住宅価格は、土地の価格と上物である建物自体の価格の合計で決まります。
同じハウスメーカーが同じ坪数で同じ仕様で家を作った場合は、
建物自体の価格はほとんど同じ金額になります。
つまりは、特別仕様にしない限りは、
上物(うわもの)である建物自体に差はそんなに生まれません。
(ハウスメーカーや住宅会社が違えば当然、建物自体の価格は変わります)
そう考えると、同じレベルの注文住宅の家を作って住む場合に、
住宅費用の価格の違いは当然ながら土地価格の差ということになります。
それでは、比較してみましょう!
同じハウスメーカーで坪単価80万円の家を作るとします。
30坪の家を作ろとしたら、30坪✖️80万円で2400万円が建物自体の価格になります。
この家を広島市中区に建てた場合と
東広島市に建てた場合と廿日市市に建てた場合を比較してみましょう。
広島市中区の場合
平均の土地の坪単価87万円なので、30坪の土地価格は2610万円
建物自体の価格は2400万円なので、
2610万円(土地価格)➕ 2400万円(建物価格)
=5010万円
東広島市の場合
平均の土地の坪単価12万円なので、30坪の土地価格は360万円
建物自体の価格は同額の2400万円なので、
360万円(土地価格)➕ 2400万円(建物価格)
=2760万円
廿日市市の場合
平均の土地の坪単価22万円なので、30坪の土地価格は660万円
建物自体の価格は同額の2400万円なので、
660万円(土地価格)➕ 2400万円(建物価格)
=3060万円
となります。
また、この金額に対して全額を35年間の住宅ローンを組んだ場合は
毎月の支払いはいくら違ってくるものなのでしょうか?
わかりやすくするために、固定金利0,6%でボーナス払いなしで計算したいと思います。
広島市中区の場合
5010万円を35年間金利0,6%住宅ローン
月々の返済額 132,278円
東広島市の場合
2760万円を35年間金利0,6%住宅ローン
月々の返済額 72,871円
廿日市市の場合
3060万円を35年間金利0,6%住宅ローン
月々の返済額 80,792円
いかがでしょうか?
実際には、土地価格➕建物価格の他に諸経費が全体の数%かかりますから、
この金額よりも上がり、更に差が出ます。
同じ家を注文住宅で建てても、
住む土地によってこれだけの金額に差が出るのです。
月々5万円〜6万円の違いが35年間続きます。
毎月の支払いに5万円〜6万円の違いが出るということは、
子供の教育費がそっくりそのまま出るということです。
また、当然ながら、東広島市や廿日市市など広島市中区以外の近隣に住む場合は、
土地が30坪である必要性はありません。
土地価格が安い分、40坪、50坪、60坪、70坪の家に住む人もざらにいます。
土地が広くなれば、駐車場2台〜3台とめられますし、庭も作ることができます。
それでも広島市に住むよりも毎月の支払いは安くなります。
最近では、広島市の近隣エリアが人気が出てきているため、
土地の価格が上がってきています。
今のうちに、探すのも手かもしれませんね。
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